バンコクでハープを習って良かったこと。

2007年にバンコクのスクンビットソイ43にあるハープスクール、 「Thamnak Prathom Harp Center」
でハープを習い始めました。

このスクールのオーナーさんはタイのロイヤルファミリーの方で、
オーナーさんのお祖父様はイギリスに留学中にハープを始め、タイに初めてハープを持ってきた方だそうです。
それでタイにハープを広める為にこのスクールを運営されています。

スクールの先生はイギリスやその他ヨーロッパ、アジアから呼んだ先生です。

私が習いに行った時には、日本人の御手洗えま先生がいました。
イギリスに住みハーピストとして活躍されていてこちらのスクールに呼ばれてきた先生です。
私はラッキーにも御手洗えま先生から日本語で学ぶことができました。

このスクールのカリキュラムは3ヶ月を1タームとしており、
タイのお正月である4月、夏休みの8月、冬休みの12月は1ヶ月お休みになるという
普通のスクールではなかなかない余裕のあるカリキュラムでした。

3ヶ月集中し、最後にABRSM( 英国王立音楽検定)のグレード試験を受けたり、
スクール内の発表コンサートをしたりして、その後1ヶ月はゆっくり自主的に復習するという
スタイルでした。私自身もこのスタイルのスクールは初めてだったのですが、
メリハリがあってとても良いと思いました。

スクールの家賃やスタッフのお給料などを考えると普通のスクールではなかなか
できないスタイルだと思います。
ロイヤルファミリーの方だからこそできる優雅なスクールの形ですが、
1ターム3ヶ月のうち、毎月の終わり日曜にスクール内のスタジオで生徒さんが
集まりミニコンサート(発表会)もしていました。

日々の仕事や生活に追われた中で忘れてしまいそうな、何のために音楽を学ぶのか、
音楽を皆で楽しむという本質をここで気付かせてもらったと思います。

月に1度は日曜午後に皆で集まり、ハープの演奏をしたり聴いたりして楽しむ。
ミニコンサートの後はオーナーさんの邸宅のお庭でティータイム。
こういう優雅な環境でハープを学べたことがとても良い経験となりました。

私が通っていた2007年頃に私の他には日本人の生徒はひとりいて、
小学1年生位の女の子でした。2年後位に本帰国されたと聞いたけど、
まだハープ続けているかな。。もう大学生位になっているんだな。。
なんて思い出しました。

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